かゆみとは

かゆみとは、とても異常で厄介な知覚です。

そして、以下のような特徴があります。

(1) 痛みとは全く異なる体表の異常を知らせる知覚

痛みとは異なり、かゆみを感じ搔くことによって快感を得られる。

かゆみを感じるのは手の届くところ、体表の感覚であり、体内深部がかゆくなることはない。

(2) かき壊すことによって痛みが生じ、抑止がかかる感覚

かくことによって、皮膚に損傷を負うと、
その痛みによってかゆみが抑えられる。

(3) かくことで快感が得られる

かゆいという感覚は不快なものであるが、
同時に起こる「かく」という行為によって、
自らを傷つけながらも快感が得られる。

(4) 精神状態に左右される

アトピーのかゆみが良い例であるが、
かゆみには精神状態が大きく左右する。

また、生理学的には、エンドルフィンやエンケファリンなどの
生体内モルヒネ様物質の関与が大きい。

(5) 一度陥ると抜け出せない

かゆみという感覚には、イッチ・スクラッチサイクル、
軸索反射、サプスタンスPなど、増幅装置がついていて、
一度陥るとなかなか抜け出せない異常な感覚である。

 

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