メントールでかゆみを抑える

市販されているかゆみ止めは、メンソールが入っています。

メンソールとは、ハッカやミントに含まれている
スーッとする成分のことです。

このメンソールには冷感があるので、
一時的に、かゆみを忘れさせてくれます。

皮膚には、無数のレセプターがありますが、
そのレセプターには、温度を感知するものがあります。

そして、温度を感知するといっても、
温度帯によって、活動するものが異なります。

・TRPM8: 8度から28度を感知するレセプター

・TRPAI: 17度以下を感知するレセプター

・TRPV4: 27度から35度を感知するレセプター

・TRPV3: 32度から39度を感知するレセプター

・TRPV1: 43度以上を感知するレセプター

・TRPV2: 52度以上を感知するレセプター

温度を感知するレセプターには、上記のようなものがありますが、
ヒトが温度を感知するときは、
複数のレセプターが同時に働いていると考えられています。

そして、レセプターの種類によって、
私たちヒトは「心地良い。」と感じたり、「不快だ。」
と感じているのでしょう。

さて、メントールは、TRPM8に結合し、
脳に信号を送ります。

つまり、メンソールを塗ると、温度は低くないにもかかわらず、
脳は冷たいと誤解してしまいます。

すると、脳の閾値が下がり、かゆみ信号の伝達が抑制されるのです。

しかし、実際に温度が下がっているわけではなく、
脳の誤解に過ぎないので、
本来なら、メンソールをつけるよりも、
実際に冷やしたほうが効果があります。

ですが、かゆみを一時的にでも忘れる事で、
効果が期待できる場合もあります。

たとえば虫刺されのときなどは、
かゆいままにしていると、かきむしってしまい、
皮膚を傷つけてしまうことが多いです。

ですが、一時的にでもメントールを使って、
かゆみの感覚をごまかし、かゆみを忘れることで、
その間に、自然治癒力で治っていきます。

ただし、慢性的な皮膚炎のかゆみに、
メンソールを使うのは絶対ダメです。

慢性的な皮膚炎の時には、まず、原因を取除かなければ
かゆみは治りません。

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