冷やしてかゆみを抑える

かゆみを安全に抑えるには、「冷やす」のが一番です。

かゆい部分を冷やすことで、
以下の4つのメカニズムによってかゆみを抑えることができます。

(1) 神経細胞の閾値を上げる。

プロスタグランジンはかゆみの閾値を下げますが、
冷やすことは、かゆみの閾値を上げる効果があります。

そして、「冷やす」という冷感刺激は、
末梢性のかゆみだけでなく、はっきりとした原因のわからない
中枢性のかゆみにも効果があります。

末梢性のかゆみと、中枢性のかゆみの両方を持ち合わせるアトピーにも効果を発揮します。

(2) 酵素反応を抑制する。

酵素反応を抑制するとは、「化学伝達物質の働きを抑えること。」
と言い換えることができます。

皮膚内で起こる酵素反応は、
どれも体温と同じ、もしくは少しだけ高い温度で活発になります。

ですから、冷やすことによって活動が鈍くなるのは当然です。

結果、ヒスタミンヤサブスタンスPの活動が衰え、
軸索反射によるかゆみが増すのを抑える効果も期待できるでしょう。

とはいっても、冷やしすぎはよくありません。

凍らせてしまうと組織が損傷し、もとに戻らなくなってしまい安栖。

ですから、冷やすときは、
摂氏十数度あたりまで下げるとよいといわれています。

冷やすときには、凍傷などを起こすことがないように、
炎症を鎮めることが必要です。

(3) マスト細胞の脱顆粒を減らす。

マスト細胞の脱顆粒も生体反応のひとつですから、
冷やす事によって、ある程度は抑制できます。

(4) TRPM8チャネルの活性化によるかゆみ信号の伝達抑制。

TRPM8チャネルもレセプターの一種です。

皮膚のTRPM8チャネルのセレプターが「冷たい」と感知すると、
乗り換えの中継点でかゆみ信号の伝達を抑える効果が得られます。

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