かゆみの伝達のしくみ

かゆみは、人為的に引き起こすことが難しい感覚でもあることから、
かゆみは脳のどの部分で感じるのか、
かゆみの伝達経路はどのような仕組みなのか、
という研究は、とても難しいものでした。

ですが、fMRIなどが発達したことにより、
これらの研究も飛躍的に向上し、
かゆみに関する様々なことが明確になっています。

研究の中には、電気刺激を使ってかゆみを起こす方法があります。

それは、ある周波数の電気刺激を与え、かゆみを発生させるもので、
かゆみに対する心の研究などが行われるなどしました。

さらに詳しい研究によって、伝達される経路も詳しく分かってきました。

たとえば、ヒスタミンを注射した場合と、
電気刺激を使ってかゆみを起こした場合とでは、
伝達される経路が違うということが分かったのです。

この研究によって、ヒスタミンがかゆみの主役であることに間違いはありませんが、
他にも、さまざまなかゆみ刺激が存在することが明らかになったのです。

また、かゆみの伝達経路は、
かゆみ以外のほかの知覚が伝わることはないのか?
ということを調べた研究では、
プロスタグランジンやブラジキニンなどの痛みの原因物質が
かゆみの神経経路を伝わるということが分かりました。

しかし、この神経経路を伝わったとしても、
知覚は「かゆみ」として知覚されることはありません。

ですが、同じ神経経路を、異なる信号が伝わっているということが、
ますますかゆみという感覚を複雑なものにしている原因の一つであると
考えられます。

 

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