中枢性のかゆみに効く薬

中枢性のかゆみは、どれも未だに、末梢性のかゆみほど解明されていません。

ですから、皮膚科専門医でも、その対処法に頭を悩ませています。

脳内物質とかゆみの関係は、皮膚に目立った所見がないにもかかわらず、
かゆみが出現する病気「皮膚掻痒症」で知られています。

たとえば、黄疸による皮膚掻痒症の患者さんの血液検査をすると、
エンケファリンというモルヒネ様脳内物質が
血中で増えていることが確認できます。

また、皮膚を黄色くしてしまう胆汁酸という物質も、
かゆみを起こすことが知られています。

さて、近年の研究では、
中枢性のかゆみを引き起こす「生体内のモルヒネ様物質(エンドルフィンなど)が
結合するレセプター」をブロックする化合物が合成されています。

たとえば、透析患者さんの血中で増えるモルヒネ様物質が、
オピオイド(モルヒネ)レセプターに結合するのを阻害する
「ナルフラフィン塩酸塩(レミッチ)」という薬が、その一つです。

このナルフラフィン塩酸塩(レミッチ)は、
透析患者さんのかゆみに、高い効果があると認められています。

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