抗ヒスタミン剤が効かないかゆみ

皮膚細胞には、ヒスタミンレセプター(受容体)とよばれる
ごく小さな器官があります。

このヒスタミンレセプターにヒスタミンが結合すると、
かゆみをつかさどる神経を介してパルス(信号)が送られ、
脳が受け取り「かゆみ」を感じます。

レセプターには、様々な種類があります。

しかし、基本的には、一対一の対応であり、
他の化学物質が結合しても反応しません。

ですから、レセプターさえブロックすれば、
かゆみは伝わってきません。

このレセプターをブロックする働きをするのが、
抗ヒスタミン薬です。

末梢性のかゆみの場合は、抗ヒスタミン薬に効果があります。

中枢性のかゆみの場合は、神経を伝わってくるパルスがないにもかかわらず、
かゆみを感じている状態ですから、抗ヒスタミン薬を使って、
末梢のレセプターをブロックしても、意味がありません。

このようなことから、抗ヒスタミン剤が効くのが「末梢性のかゆみ」で、
効かないのが「中枢性のかゆみ」だと考える事ができるのです。

つまり、蕁麻疹に抗ヒスタミン剤は効くけれど、
黄疸のかゆみに抗ヒスタミン剤が効くわけではないと言うことです。

また、透析患者さんのかゆみに対して、
抗ヒスタミン剤を使っても殆ど効きません。

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